イップス先生一言日記 2013/5/13

イップスと離人感

 written by イップス先生 [イップス対策] 投稿日時:2013/05/13(月) 12:58

毎日、イップスで悩んでいる選手と向き合い、今の辛い状況を理解し、イップス克服トレーニングを行って行く中で、無意識の中にも意識があることに気付きます。

この無意識の中の意識をいかに楽にし、コントロールしていくかが大切なポイントになってきます。

イップス克服トレーニングを行うことで、力が抜けた本来の自分に合ったフォームで楽に投げれていると本人は思っていても、周りから見ると力が入っている投げ方になっているように見える選手がたくさんいらっしゃいます。

この無意識の中の意識がブレーキをかけているのです。
そして、この無意識の中の意識のケアが重要になってきます。

最近若い人達に増えつつある離人症、離人感がスポーツの世界にも増えつつあります。

本来の自分に合ったフォームに戻り、ストライクも取れ、球速も140km以上計測しても、投げている感覚、腕が振れている感覚、指にボールがかかっている感覚がないという選手も増えています。

これは、脳のしくみ、心のしくみから来るものなのですが、イップスと言う症状も、年々進化し、手強くなっています。


当横浜催眠心理研究所の掲載より
《離人症、離人感》


離人症、離人感とは

最近、若者に増えているこの現実感のない離人症、離人感。
どうしてこのような症状が起きてしまうのでしょうか?
精神科、心療内科に行っても抗うつ剤、精神安定剤の投与でしかありません。

この症状は、今までに積み重なった自分に合わない観念(ものの観方、考え方、受け取り方)が葛藤を起こし、心(気持ち)、頭(思考)身体のバランスを崩し、何らかのきっかけで症状として出てきたものです。

普段と景色が全く違って見えたり、生活する中で自然に接していた人がその日は違う態度や行動に見え違和感を感じてしまう。

自分がそこに存在してる実感があまり無く、何をしても、心(気持ち)、頭(思考)、身体の言動がバラバラでどれが本当なのか迷ってしまう。

人と会話しても、なんか違う、自分じゃではない非現実感、違和感。
現在の状況がドラマの映像や夢のような感じで、何と説明していいかわからない感じ。

違和感や現実感のない日を感じる日は、何の前触れも無く突然やってきて、その違和感は一日中続きます。

仕事や学校に行っても今日は非現実感で離人感の日だと思い寝るまで続きます。仕事中や学校での授業の記憶も曖昧になります。

仕事してる自分も違和感だらけで、周りの世界が違って見え、緊張、不安感でいっぱい、精神的に不安定な一日となります。苦痛な感じです。

常に自分が自分でない感じが抜けきれない。
自分が自分を常に上から監視しているような感じで、何もできない。

このような症状は長年積み重なった心(気持ち)と頭(思考)の葛藤から起きるもので、ケアにも時間がかかります。
しかしながら、必ず現実感を取戻し、本来のご自分を取戻し、元気になって生活できる症状でもあります。

離人症、離人感の症状

・現実感がなくなるときがある
・自分だけ、どこか他の空間にいるようで遠近感が無い
・きれいな景色を見ても、心の底から「きれい」と感じられない
・体がふわふわと浮いている感じがして、歩いている感覚がない
・感動的なことや、悲しいことに接しても、心の底から感じられない
・自分の手や体が自分の物ではないように感じる
・自分がしていることが、自分がしているように感じない
・自分の行動を他人事のように、客観的に外からみている感覚になってしまう





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