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イップス相談室
コントロールが全く効かなくなりました(Kさん) [イップスお悩み]
投稿日時:2014/01/16(木) 03:41
ご相談内容
自分は中学2年生の春辺りから少しずつコントロールが全く効かなくなりました。
しかし、まだその時は速い球も投げれたし今までと変わらないフォームでした。
しかしコントロールが悪くなったため良くしようとシャドウピッチングを毎日200回し、コーチからもフォームを良くしようとたくさんの指導を受けました。
しかしかえってそれがフォームを崩していく原因となり球の速さも落ちていきコントロールも悪くなる一方でした。
ついにはマウンドで投げるのに恐怖を感じショートバウンドや暴投が増えショートに転向しました。
その時に、内野なのでとってから早く投げろと言われまたフォームが変わりまたさらにボールがうまく投げれなくなりついには重症レベルのイップスとなってしまいました。
そのまま中学3年の引退まで続けましたがそうとう辛かったです。
イップス最中は自分は次々とフォームを変えてしまい何回かめちゃくちゃいいボールが行く期間もありましたが何日かするとまたフォームが崩れて投げられなくなるの繰り返しでした。
そして高校でもイップスが克服できるのを期待して続けることにしましたがやはり良くなりません。
いろいろ工夫はしているのですが投げるフォームが腕でコントロールしてしまうおきに行くようなフォームが身についてしまい、一向に良くなりません。
遠投なら100メートル以上を投げれるのですが塁間距離やトスバッティングなどの近い距離だと全く投げることが出来ません。
自分はしっかりとした正しいフォームを身に付けたいのですがどうすれば投げれるようになるでしょうか。
お答え
Kさん。はじめまして。
メール拝読させていただきました。
中学2年生から、思うように投げられなくなってきたとのこと。
大好きな野球が思うように出来ず、楽しむことも出来なくなっていたことでしょう。
それはとても辛く、さぞ苦しかったことでしょう。心中お察しいたします。
そんな状況にも関わらず、今でも野球を続けているようで、本当にKさんは野球が大好きだということがメールを通しても伝わってまいります。
さて、コントロールが悪くなりたくさんの指導を受けてきたことがフォームを崩す原因となったとのこと。
それだけたくさんの指導を受けた様子ですから、Kさんは非常に真面目な方であると私は感じました。
ただ、その指導を受けてみてKさんはどのように感じたのでしょうか。
もしかすると、「ちょっと自分に合わない感じがするけどコーチに言われたからやろう」と理性で自分の感情を押さえつけてはいませんでしたか?
人間は、心(感情)で「こうしたい」と感じたことを、頭(理性)で「でも、こうしなきゃいけないから」と押さえ込んでしまうと、そこに葛藤が生まれてきます。
その葛藤がどんどん自分自身の中に溜っていくと、心身共にリラックスすることができなくなってしまい、やがて、体が「もう頭も心も体もいっぱいいっぱいですよ!」というサインを出します。
つまり、このサインというのがイップス症状のことです。
逆を言うと、今が自分に合った考え方を見つけ、成長出来るチャンスでもあるわけです。
また、近い距離を投げることができないとのことですが、この悩みを誰か身近な人に相談されましたか? 近い距離が苦手というケースは、何らかの理由(相手が困るんじゃないか、こんなこと恥ずかしくて言えない等)で身近な人に言いたい事を言えないケースが多くあります。
逆に遠い距離が苦手な方は遠い人に言いたい事を言えないことが多いです。
Kさんは遠投は100メートル以上投げれるとのこと。
ということは遠くの人には言いたいことが言えるが、身近な人に言いたい事を言えてないのではないかと感じます。
悩みは「隠す」ものではなく「見せる」ものです。隠して抱え込めばさらに苦しくなります。
もし、誰にも相談できないという場合は、私たちでも構いません。
当所では1時間の無料相談というのもありますので、一人で抱え込まずに、遠慮なく相談してくださいね。
そして、今の状況やメール文から、無意識に心身が緊張状態で、心と体に余裕がない状態ではないかと感じます。
当所では、無意識の緊張状態をリラックスさせるために「スポーツ催眠」という手法を使い、緊張の原因である無意識の領域に直接アプローチし、心身ともにリラックスさせて、潜在能力を発揮しやすい状態にしていきます。
誰でも簡単に出来る方法として、お風呂や温泉に何も考えずボーっと浸かることをオススメ致します。
心身のリラックスには最高です。
そして、無意識の緊張が原因で、フォームも自分の体に合っていないフォームになっていることでしょう。
Kさんもご存知の通り、力んでがちがちのフォームでは正しいフォームはできませんよね?
当所はイップス克服トレーニングとして、その人に合ったフォームに戻していく投球・送球トレーニングも行っていきます。
長くなりましたが、今、Kさんが直に実行できることは、
① この悩みを誰か身近な人に相談してみること。
② 心身のリラックスの為に、お風呂や温泉にボーっと浸かること。
上記2点を試してみてください。
フォームに関しては、メールでの御説明は難しいのですが、しいて言うのであれば、「目の使い方」が大きく関係してきます。
もし、御興味がありましたら、直接ご説明・指導させて頂きますので足を運んでみてください。
少しでもお力にはなれると思いますよ。
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