イップス相談室

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競技中だけ手が震えてしまいます(射撃のKさん)

[イップスお悩み] 投稿日時:2014/05/26(月) 00:10

ご相談内容

はじめまして。射撃競技(ピストル種目)を行っているのですが1年ほど前から、射撃をする時だけ、手が震えてしまいどうにもならなくなってしまいました。

私生活では何の問題もなく競技の時に銃を構えた時だけ、そのような症状に悩まされてます。病院に行き血液検査やMRIなどあらゆる検査を行い、漢方薬などで体質改善を試みたのですが結局何もよくなることはありませんでした。

最近になってイップスという言葉を聞き、ひょっとして私の症状もこれに該当するのではとご相談のメールを送らせて頂きました。

よろしければご回答よろしくお願いいたします。



お答え

初めまして。射撃のKさん。
メール拝読させていただきました。
ご回答遅くなり、大変申し訳ございません。
 

射撃するときだけ手が震えてしまうとのこと。あらゆる検査を行い改善を試みたとのことですので、何とかしたいという気持ちが文章からも伝わってまいります。
そして、1年半前から症状に悩まされているとのこと。さぞ、辛く苦しいことでしょう。
心中お察しいたします。
 

文章からKさんは非常に真面目で責任感が強い方というのが伝わってまいります。しかしながら、その何とかしなきゃと思えば思うほど人間はそうでない方向に進んでしまいます。
(努力逆転の法則)まずは今の状況を自分自身で受け容れてみてはいかがでしょうか。
 

さて、イップス症状というのは、心(感情)では「こうしたい」と感じていても、頭(理性)で「でもこうしなければいけない」と抑え込むとそこに葛藤が生まれます。その葛藤が積もり積もるとやがて「もうパンクする!」というサインを出します。そのサインがイップス症状です。実は人間は「こうしなきゃいけない!」と思えば思うほど、人間の脳(無意識)には「なりたくない自分」がイメージされています。人間は脳にイメージした通りに行動する生き物ですので、「ちゃんと狙ったところに撃たなきゃいけない!」と思えば思うほど、なりたくない自分の姿が無意識にイメージされてしまい、結果、ミスしてしまうという心と頭と体の仕組みなのです。
 

ところで、詳しいお話を伺っていませんので何とも言えませんが、このことを誰か身近な人(もしくはわかってほしい人)に相談されていないのではないでしょうか?もしくは相談したけれども現状をわかってもらえないということはないでしょうか?イップス症状改善のもっとも重要なことは現状を「受け容れる」ことです。相談できないことが悩みになっていて我慢しているケースや、相談したにも関わらずわかってもらえず辛いということがイップス症状に深く関わっていることも多いので、もし相談されていなければ相談してみてはいかがでしょうか。もしわかってもらえない、また相談できてない場合は、当所で1時間無料相談も行っております。是非ご活用されてみてはいかがでしょうか。
 

また、イップス症状は「精神的原因により、ある特定の動作の時のみ無意識に筋肉が過度な緊張状態を起こし、思い通りの動作ができなくなる障害」のことを言います。
なぜ、ある特定の動作の時のみ過度な緊張状態が起きるのかは前述の通りですが、1年半もの間この症状に悩まされているとのことですので、心身共に緊張状態にあると感じます。力を抜くことはイップス克服において大きなポイントであり、イップス症状の多くの方は心身の休息をとっているつもりでも、常に何かを考えていて頭(心)が休まっていない、もしくは体がリラックスできていないなどと、心身が共にリラックスできていないことがほとんどです。普段からできる具体的なリラックス法としては趣味に没頭してみる、またはお風呂にぼーっと浸かるという方法をとってみるのもいいかも知れません。
 

当所では科学的にも証明されていて、無意識の領域に直接アプローチし、心身共にリラックスさせ、潜在能力を引き出しやすくする「スポーツ催眠」というものを用いて、イップス症状の克服をサポートしていきます。
多々述べてきましたが、色々お悩みや相談されたいこともあるでしょう。
もしお時間ございましたら一度足を運んでみてはいかがでしょうか。
きっとお力になれると思います。

 
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